「正しい」イエベ・ブルベとは

パーソナルカラー

まずは基本的な事から解説していきます(^^)

色を仕分ける時に使う「イエベ」「ブルベ」

単純な言葉としての「イエローベース」「ブルーベース」は、それぞれの色相の中で「黄み寄りの色のグループ」と「青み寄りの色のグループ」を分ける時に使います。

例えば、緑について言うならば、黄緑(イラスト上のような)全般が「イエローベースの緑」、青緑(イラスト下のような)全般が「ブルーベースの緑」ということになります。そして、黄緑のグループの中でも、より黄色に近い黄緑を「イエローベースの中でも黄みが強い」などと表現することができます。

 

パーソナルカラーで、人に対して使う「イエベ」「ブルベ」

では、パーソナルカラーとしての「イエベさん」「ブルベさん」は、どうでしょうか?この場合、使い方が少し異なります。その人の肌が黄色みだから「イエベさん」とか、血管が青く透けるから「ブルベさん」ではありません。これでは、ただその人の「肌の色味」を仕分けしているだけです。

パーソナルカラーで言う「イエベさん」とは、イエローベースの色のトップスやメイクが似合う人です。肌自体が黄色っぽい人のことではありません。同様に「ブルベさん」は、ブルーベースの色のトップスやメイクが似合う人のことです。肌自体が青白い人のことではありません。

 

“似合う“って、どういうこと?

似合うとは、一言で言えば「それを纏っている時に、自分が美しく見える」という事です(^_^)

洋服の色に目がいくのではなく、その洋服を纏っているあなたの顔を美しく見せてくれる色、それがあなたに「似合う色」です。(パーソナルカラー診断で診る似合う要素は、イエベかブルベかだけではないのですが、それはまた後の記事で…)

美しさの基準は人それぞれなので、万人に共通する解答はありませんが、客観的に見て、10人のうち7〜8人が「美しい、似合っている」と感じるのであれば、それがあなたにとっての「似合う色」です。

なので、パーソナルカラー診断を受けたいと思った時に、診断士を選ぶ基準の一つとして「診断士の審美眼が、大衆的な基準と一致しているか」というのは重要かもしれません。

ちなみに私の所属するJPCA(NPO法人日本パーソナルカラー協会)では、資格取得後も診断基準がブレて行かないよう、対面やズームでフォローアップする講座が年に何度も安価で開かれています(宣伝・笑)。どんなに歴の長い診断士も人間ですから、経験や自信を積むと同時に、自分の好みや癖が強くなってしまう場合もあります。診断士自身が、自分を客観的に見直せる環境・柔軟さ・仲間を持っているのが理想だと、個人的には感じています。興味のある方は、モジュール1からJPCAのパーソナルカラーにチャレンジしてみてくださいね! ※私の協会への登録名は“フモきち”ではありません、こちらはSNS用のハンドルネームですのであしからず…

最後にちょっとした余談ですが、イエベさん or ブルベさん の自己診断は、似合わなさから見つける方が、わかりやすいことがあります。自己診断と言われても、自分では希望が入ってしまったりして、よく分からないかもしれませんが、周りからこう言われたことはありませんか…?

★例えば、オレンジのチークを塗った時に「日焼けした?」と言われたことが何度かある人は、ブルベさんの可能性が高いです。

★また、特に体調が悪くもないのに「今日、顔色悪いね」と言われたことが何度かある人は、イエベさんの可能性が高いです。 

なぜならば、たとえば後者のケースでは、本来ならば、黄みのある色の服やメイクを纏い、肌に血色感が足されることで「より美しく」見えるイエベさんが、青みのある服を着て、血色を引いてしまった時の顔映えに起こる現象だからです。

 

インターネットや雑誌に掲載されている自己診断は、キャッチーさ、手軽さが求められるために、「自分の肌が 黄みか青みかを、見分けているだけ」など、間違った情報が氾濫しています。本来、似合う色を見極めるためには、顔の形(輪郭・立体感)や肌質も関係してきますし、顔の中にある色ムラの質も、診断に影響します。また、同系色で一見馴染んで見えるからと言って、必ずしも最高の美しさを引き出せているとは限りません。

ドレープを当ててプロに診断してもらうのが一番ですが、そうでなければ、ご自身で実際にトップスを当ててみたり、コスメを肌に乗せてみて、どちらの自分が美しく見えるかの判断を優先された方が、付け焼き刃の自己診断方法よりも、合っていることが多いですヨ!

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